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1月, 2026の投稿を表示しています

立ち止まった場所も道(2026年1月31日)

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1月31日 メンタルウェルネス 一日一話  人は、ときに思うように進めなかった日を、失敗であったかのように受け止めてしまいます。 立ち止まった時間や、遠回りに見えた出来事を、無駄であったと片づけてしまいがちであります。  しかし、静かに振り返ってみると、止まった場所にも、確かな意味が残っているものです。 迷ったからこそ深く考え、立ち止まったからこそ見えた景色がある。 動けなかった時間は、決して何も生まなかったわけではありません。  人は、進み続けているときよりも、足を止めたときにこそ、自分と向き合います。 その静かな時間の中で、価値観が整い、次に向かうべき方向が、少しずつ定まっていくのであります。 ゆえに、立ち止まった場所は、行き止まりではありません。  そこは、自分を立て直すための通過点でありました。 振り返れば、確かにその場所があったからこそ、今の自分がここに立っている。 一か月の終わりに、その足跡をそっと認めてあげたいものです。 立ち止まった場所もまた、確かに自分の歩んだ道なのであります。 31 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when progress feels insufficient, and we are tempted to call them failures. Moments of pause or apparent detours are too easily dismissed as wasted time.  Yet, when one looks back in quiet reflection, even the places where we stopped retain meaning. Because we hesitated, we thought more deeply. Because we paused, new views came into sight. Time in which we could not move was not time in which nothing was formed.  It is often when we stop, rather than when we press o...

何もしない時間の価値(2026年1月30日)

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1月30日 メンタルウェルネス 一日一話  人は、予定が空いた時間に、どこか居心地の悪さを覚えることがあります。 何かをしていなければならない、役に立っていなければならない。 そうした思いが、静かな時間の中で顔を出すのでしょう。  しかし、何もしない時間には、心を休ませる大切な働きがあります。 情報を追わず、判断を急がず、ただ今の空気に身を置く。 それだけで、張りつめていた心は、少しずつほどけていくものです。  立ち止まってこそ、見えてくるものもあります。 忙しさの中では聞こえなかった本音、気づかぬふりをしていた体の疲れ。 何もしない時間は、それらに耳を傾けるための余白なのです。  前に進むために、必ずしも動き続ける必要はありません。 止まること、休むこと、そして、あえて何も足さないこと。 それらすべてが、次の一歩を静かに支えています。 今日は、何もしない時間の価値を信じてみる。 その静けさが、明日の自分を整えてくれるのであります。 30 January Mental Wellness One Thought a Day  There are moments when an empty schedule feels unsettling. A quiet voice whispers that one ought to be useful, to be doing something of value, even as time itself remains still.  Yet there is a quiet strength in doing nothing. By not chasing information, by not rushing to judgement, and simply resting within the present air, the mind begins, little by little, to loosen its grip.  It is only by stopping that certain truths come into view. Inner thoughts unheard in busyness, small signs of fatigue long ignored. Ti...

休むことも前進(2026年1月29日)

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1月29日 メンタルウェルネス 一日一話  人は、ときに何もしなかった一日を、無駄であったと感じてしまいます。 予定が進まなかった、片づけたかった仕事が残った。 目に見える成果がなければ、自分は止まっているのではないかと、不安になることもありましょう。  しかし、心と体はきわめて正直なものです。 疲れを抱えたまま動き続ければ、いずれ本当に動けなくなる。 今日は休むと決めたこと、それ自体が、明日へ進むための大切な判断であったのです。  休む時間は、後退ではありません。 それは、次の一歩を踏み出すための静かな助走のようなものです。 何もしていないように見えても、内側では着実に整えが進んでいます。  深く息をし、肩の力を抜く。 ただそれだけで、心の重さがふっと軽くなる日もあります。 今日は進まなくてよい。 休んだ分だけ、明日の自分は、きっと自然に動き出せる。 休むこともまた、確かな前進なのであります。 29 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when doing nothing feels like a waste. Plans remain untouched, tasks unchanged, and without visible results, one may feel as though they have stood still.  Yet the body and mind are honest companions. To continue moving while carrying fatigue is to risk losing the ability to move at all. Choosing to rest today was, in itself, a decision made for the sake of tomorrow.  Rest is not retreat. It is the quiet run-up before the next step forward. Though it may appear that nothing is happening, within, a gentle realignment...

今日はここまででいい(2026年1月28日)

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1月28日 メンタルウェルネス 一日一話  やるべきことが残っていると、人の心は「まだ足りない」と自らを急き立てます。 もう少し頑張れたはずだ、もう一歩進めたのではないか。 そうした声が、一日の終わりの静けさの中で、ふと聞こえてくることがあります。  しかし、本当に大切なのは、ただ進み続けることでありましょうか。 今日はここまで、と区切る勇気もまた、大切な判断であります。 体の疲れに気づき、心のざわめきを感じ取れた時点で、その一日はすでに、十分に生き抜かれているのです。  終わらせることよりも、整えること。 完璧を目指すよりも、休むこと。 その選択ができた自分を、少し誇りに思ってよいのであります。  明日は、今日よりも少し軽やかな心で始められる。 だから今夜は、無理に続きを追わず、灯りを落とし、深く息を吐く。 「今日はここまででいい」 その言葉が、心を静かに包み、次の一歩への準備を整えてくれるのです。 28 January Mental Wellness One Thought a Day  When tasks remain unfinished, the heart begins to urge us on, whispering, “It is still not enough.” Perhaps we could have done a little more, taken one further step. Such thoughts often surface in the quiet of the evening.  Yet is constant forward motion truly all that is required? There is also wisdom in having the courage to say, “This is enough for today.” The moment you notice your fatigue, the moment you sense unrest in your heart, you have already lived the day fully.  To restore matters is sometimes more important than t...

できなかったことを数えない(2026年1月27日)

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1月27日 メンタルウェルネス 一日一話  一日の終わりに、できなかったことばかりが心に浮かぶ日があります。 やろうとして果たせなかったこと、思うように進まなかったこと。 それらを数え始めると、心は次第に重くなっていくものです。  しかし、今日は数え方を変えてみてはどうでしょうか。 「できなかったこと」ではなく、「ここまで来たこと」に目を向けてみる。 朝起きたこと、外に出たこと、誰かと短い言葉を交わしたこと。 それらは当たり前のようでいて、決して容易なことではありません。  できなかったことを数え続ければ、人の心は前へ進む力を失ってしまいます。 けれど、できたことを一つ拾い上げれば、心の奥に、静かな自信が戻ってくる。 大きな成果である必要はありません。 小さな一歩で、十分なのであります。  今日は、自分を責めるための帳簿をそっと閉じ、自分を労わるための余白をつくる。 それだけで、明日へ向かう心の姿勢は、少しやわらいでいくはずです。 27 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when, at the end of the day, only what we failed to accomplish comes to mind. Things we meant to do, tasks left unfinished, progress that did not go as planned. The more we reflect upon them, the heavier the heart becomes.  Today, let us change the way we count. Instead of focusing on what was not done, let us look at how far we have come. You rose this morning. You stepped outside. You exchanged a few words with someone. These may seem ordinary, yet none of them are truly easy.  When we continue t...

比べない日をつくる(2026年1月26日)

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1月26日 メンタルウェルネス 一日一話  人は、ときに他人の歩みが、やけに目についてしまうことがあります。 比べるつもりはなくとも、成果や速さを目にするうちに、知らず知らずのうちに、自分を小さく量ってしまうのであります。  しかし、人の歩幅は皆、それぞれに違います。 見えている部分だけを並べてみても、その背景や、背負ってきたものは同じではありません。 同じ道を歩いているように見えても、そこに至るまでに見てきた景色は、一人ひとり異なっているのです。  そこで今日は、あえて「比べない日」をつくってみる。 人の数字や評価から少し距離を置き、自分の内なる感覚に、静かに耳を澄ませてみる。 昨日より呼吸が楽であるか、心が少し落ち着いているか。 その小さな変化こそが、自分にとって確かな指標なのであります。  比べないと決めることは、決して逃げではありません。 それは、自分の時間を取り戻す選択です。 誰かの基準ではなく、自分のリズムで進んでよい。  今日は、自分の足音だけを聞きながら、一歩を重ねる日にしてみてはいかがでしょうか。 26 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when the progress of others seems unusually conspicuous. Even without intending to compare, we find ourselves measuring our own worth against their achievements or speed.  Yet each person walks with a different stride. What is visible tells only part of the story; the background and burdens carried are never the same. Even when the path appears identical, the scenery chosen along the way has been entirely different.   Today, let us make it a day without co...

進んでいなくても大丈夫(2026年1月25日)

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1月25日 メンタルウェルネス 一日一話  人は何かに取り組んでおりますと、目に見えて進んでいない時間に、不安を覚えるものであります。 昨日と同じところに立っているような気がして、「自分は足踏みしているのではないか」そんな思いが、心に浮かぶこともあるでしょう。  しかし、動いていないように見える時間にも、心の中では、確かな変化が起きております。 迷いを整理し、自分の疲れに気づき、無理をしない選択を覚えていく。 それらはすべて、前へ進むために欠かせない準備なのであります。  成長というものは、一直線に進むものではありません。 ときに立ち止まり、ときに遠回りをしながら、少しずつ形を整えていくものです。 目に見える成果がなくとも、それは決して後退ではありません。  進めない自分を責めるのではなく、「今日は整える日であった」と認めてみる。 そのやさしさが、次の一歩を軽くしてくれます。  今日の静かな時間もまた、確かに前へとつながっている。 人生の歩みとは、そのようにして、見えないところで支えられているものなのです。 25 January Mental Wellness One Thought a Day  When we are engaged in something, times that show no visible progress can cause unease. We feel as though we are standing where we were yesterday, and wonder whether we are merely treading water.  Yet even in moments that appear still, quiet change is taking place within. We sort through uncertainty, become aware of our fatigue, and learn the wisdom of not forcing ourselves. These, too, are essential preparations for moving forward.  Growth is never a straight line. At times...

再開は思ったより簡単(2026年1月24日)

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1月24日 メンタルウェルネス 一日一話  いったん立ち止まってしまうと、再び動き出すことが、たいへん大きなことのように感じられるものであります。 もう一度気合を入れ直さなければならない、完璧な準備を整えなければならない―― そう思うほどに、心は重くなっていくのです。  しかし実際には、再開というものは、それほど大げさなものではありません。 ほんの少し、体を動かせばよいのです。 机に向かって腰を下ろす。 道具を手に取る。 あるいは、深く息をひとつ吸う。 それだけで、止まっていた時間は、静かに流れ始めます。  立ち止まっていた間に、心は何もしていなかったわけではありません。 疲れや迷いを抱えたまま進んでいた頃よりも、かえって、足取りは軽くなっていることもあります。 休んだからこそ、見えてくる景色があり、考え直せたことがあるのです。  再開とは、元の場所にそのまま戻ることではありません。 少し違う自分として、次の一歩を踏み出すことなのであります。  今日は、ほんの小さな動きでよい。 その一歩が、また新しい流れをつくっていきます。 人の歩みというものは、いつもそのようにして、自然に続いていくものなのです。 24 January Mental Wellness One Thought a Day  Once we have stopped, starting again can feel far more difficult than it truly is. We tell ourselves we must gather new determination, make perfect preparations, and only then may we move. Such thoughts quietly weigh upon the heart.  Yet resuming is rarely so dramatic. It requires only a small movement. To sit down at the desk once more. To take a tool in hand. To draw a single, deep breath. With that, the time that seemed to have ha...

途中で止まってもいい(2026年1月23日)

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1月23日 メンタルウェルネス 一日一話  物事の途中で立ち止まることに、人はとかく、罪悪感を覚えるものであります。 やりきれなかった自分は弱いのではないか、続けられない自分はよくないのではないか―― そんな思いが、心の奥に静かに湧いてくるのであります。  しかし、それは少し違うのではないでしょうか。 止まることは、決して失敗ではありません。 それは、今の自分の状態に、きちんと気づいた証でもあるのです。  疲れているとき。 迷いがあるとき。 心が、まだ追いついていないとき。 そうしたときに無理をして進み続けるほうが、よほど自分に厳しいことでありましょう。  途中で立ち止まるというのは、自分を甘やかすことではありません。 自分を守る、賢い選択なのであります。  また、止まっている時間にも、ちゃんと意味があります。 考え直すこともできる。 息を整えることもできる。 視野を広げることもできる。 そうして初めて、それまで見えなかったものが、静かに姿を現してくるのです。  今日は、止まってもよい。 途中で置いたままのものがあってもよい。 それでも、人は前に進む力を失ってはおりません。 立ち止まることのできる人こそ、また歩き出すことのできる人なのですから。 23 January Mental Wellness One Thought a Day  Many people feel a quiet sense of guilt when they stop partway through something. They wonder whether stopping means weakness, or whether not finishing makes them inadequate. Such thoughts can echo softly within the heart.  Yet this is not quite true. To stop is not to fail. It is often a sign that one has noticed one’s own condition with honesty and care.  When we are tired, uncertain, or not yet ready, t...

小さな区切りをつくる(2026年1月22日)

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1月22日 メンタルウェルネス 一日一話  物事を続けようといたしますと、知らぬ間に、心が重くなってしまうことがあります。 終わりの見えぬまま走り続けるというのは、人が思う以上に、心に負担をかけるものです。  そこで今日は、「小さな区切りをつくる」ということを、意識してみてはどうかと思うのであります。  何も、完璧に終わらせる必要はありません。 途中でもよいから、「ここまで」と線を引く。 それだけで、心はふっと安心いたします。 区切りとは、休むための合図でもあるのです。  人は、止まらずにおりますと、自分がどこまで来たのかを、見失いがちであります。 しかし、小さな区切りを重ねていけば、歩いてきた道が、自然と見えてまいります。 それは誇るほどの達成ではなくとも、「ちゃんと進んでいる」という、静かな実感であります。  区切りをつくるというのは、投げ出すことではありません。 次へ進むための、やさしい準備なのです。 今日はここまで。 そう言える自分を、少し認めてあげなさい。 その積み重ねが、心を守りながら、前へ進む力となっていくのであります。 22 January Mental Wellness One Thought a Day  When we try to keep going without pause, our hearts can quietly grow weary. Running on without seeing an end is far more tiring than we often realise. That is why today, it may be wise to create a small and gentle pause.  There is no need to finish everything perfectly. Even in the middle of things, it is enough to say, “This is where I stop for now.” Such a pause brings a quiet sense of relief. A boundary is, in truth, an invitation to rest.  When we never sto...

今日の分だけ進む(2026年1月21日)

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1月21日 メンタルウェルネス 一日一話  先のことを考えすぎますと、人の足は、かえって止まってしまうものです。 やるべきことが多く見えすぎて、どこから手をつけてよいのかわからなくなる。 そういう日も、人生にはしばしばございます。  そのようなときは、「今日の分だけ進めばよい」と、静かに決めてみることであります。  明日や来週の完成形を、無理に思い描く必要はありません。 今日は、ほんの一歩でよい。 机に向かうこと、書類を一枚整えること、外に出て深く息を吸うこと。 それだけでも、人は確かに前へ進んでおります。  人は、積み重ねを一度に感じることはできません。 しかし、小さな前進は、目に見えぬところで、着実に力を蓄えております。 昨日と比べて変わらぬように見えても、心の奥では、ちゃんと動いているのです。  今日の分を終えましたら、無理に続けなくてもよろしい。 残りは、明日の自分に託せばよいのです。 一日一日を分けて考えることで、心はずいぶんと軽くなります。  大きな変化というものは、いつも、今日の小さな一歩から始まります。 今は、それで十分なのであります。 21 January Mental Wellness One Thought a Day  When we think too far ahead, our steps often come to a halt. The weight of everything that must be done can leave us unsure where to begin. On such days, it is enough to decide to move forward only by today’s measure.  There is no need to picture tomorrow’s or next week’s completion. For today, a single step is sufficient. Sitting at one’s desk, arranging a single document, stepping outside to take a deep breath— each is, without question, a step forward. ...

朝に持ち越さないこと(2026年1月20日)

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1月20日 メンタルウェルネス 一日一話  朝というものは、昨日とはまったく別の時間が流れております。 夜のうちに抱えていた重たい思いも、目を覚ましたときには、どこか少し距離が生まれていることがあるものです。 それでも人は、昨日の気持ちをそのまま今日へ持ち込もうとしがちであります。  しかし、朝にすべてを整理する必要はありません。 答えが出なかったことは、いったん脇に置いておいてよい。 人の心は、眠っている間に、それぞれに必要な調整を終えているものなのです。  窓を少し開け、冷たい空気を胸いっぱいに吸い込む。 白い息が立つだけで、体はすでに「新しい一日」を受け取り始めています。 昨日の後悔も、不安も、この瞬間には、まだ居場所を持っておりません。  朝とは、始め直すための時間であります。 完璧な気持ちでなくてもよい。 軽く背伸びをし、温かい飲み物をひと口含む。 それだけで、人は自然と今日の歩幅を思い出していくのです。  持ち越さないとは、すべてを忘れることではありません。 今日に必要なものだけを、静かに選び直すということ。 一日は、いつも、ここから始まっているのであります。 20 January Mental Wellness One Thought a Day  Morning carries a time entirely its own, separate from yesterday. The heavy thoughts held through the night often feel more distant upon waking, yet we are inclined to bring yesterday’s weight into the new day.  There is no need to settle everything in the morning. Questions without answers may be set aside. During sleep, the mind quietly completes its own necessary adjustments.  Open the window slightly and breathe in the cold air. As white breat...

考えすぎた夜の過ごし方(2026年1月19日)

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1月19日 メンタルウェルネス 一日一話  夜になりますと、昼間は気にも留めなかったことが、次々と思い出されることがあります。 あの言葉は余計であったのではないか、別の選択があったのではないかと、床に就いてから思考が止まらなくなる。 そうした夜は、誰にでもあるものであります。  しかし、その思いを無理に押さえ込む必要はありません。 考えてしまうということは、それだけ今日一日を真剣に生きた証でもあるのです。 頭の中が騒がしい夜というのは、心がまだ今日という一日の途中にある、ただそれだけのことかもしれません。  まずは、ひとつ深く息を吸い、静かに吐く。 部屋の灯りを少し落とし、温かい飲み物をひと口含んで、「今日はここまで」と、自分に区切りを与えてみる。 答えの出ない問いは、夜のうちに解こうとしなくてもよいのです。  考えすぎた夜は、 心が休みに向かうための準備の時間であります。 眠れなくとも、横になり、目を閉じるだけで十分。 人の心は、静かに整いながら、明日へ向かう力を蓄えていくものなのです。 19 January Mental Wellness One Thought a Day  As night falls, matters unnoticed during the day often return, one after another. A word spoken too hastily, a choice that might have been different— once in bed, the mind may refuse to settle. Such nights are not uncommon.  There is no need, however, to force these thoughts away. To think so deeply is proof that the day was lived with sincerity. A restless mind at night simply means the heart is still partway through the day.  Take one slow, deliberate breath. Lower the lights....

心が動かない日もある(2026年1月18日)

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1月18日 メンタルウェルネス 一日一話  人には、どうにも心が動かぬ日があります。 やる気が失われたわけでもなく、気分が沈んでいるわけでもない。 ただ、心が静かに留まっている。 それだけの一日であります。  そうした日に、人はつい自分を急かします。 もっと前向きにならねばならぬ、何か感じ、何か動かねばならぬと。 しかし、心にも波がある。 動く日があれば、静かに留まる日がある。 それは人として、きわめて自然な姿であります。  無理に気持ちを引き上げる必要はありません。 言葉を探し、理由を与えようとせずともよい。 ただ淡々と一日を過ごすうちに、 心は内側で、必要な整理を進めているのであります。  心が動かない時間は、決して空虚ではありません。 それは、次に動き出すための静かな助走であります。 目には見えずとも、感情は確かに、息をしているのです。  今日は、何も感じなくてよい。 何も決めなくてよい。 心が静かなままであることもまた、大切に守られるべき状態のひとつであると、 私は思うのであります。 18 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when the heart does not stir. Not from a lack of motivation, nor from sadness or disappointment, but simply because it remains still. Such a day needs no justification.  On days like this, we often urge ourselves onward— telling ourselves we must be more positive, that we ought to feel or act in some way. Yet the heart has its own tides. There are days of movement, and days of quiet staying, both entirely natural to our being.  There is no need to force one’s feelings...

心が動かない日もある(2026年1月17日)

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1月17日 メンタルウェルネス 一日一話  人には、心がどうにも動かぬ日というものがあります。 意欲を失ったわけでもなく、失望しているわけでもない。 ただ、心が静かに留まり、動こうとしない。 それだけの一日であります。  そういう日に限って、人は自分を急き立てがちです。 もっと前向きにならねばならぬ、何か感じなければならぬと。 しかし、心にも波がある。 動く日があれば、静かに留まる日があるのは、ごく自然なことであります。  無理に気持ちを引き上げようとする必要はありません。 言葉を探し、意味を与えようとせずともよい。 ただ淡々と一日を過ごす中で、心は内側で、必要な整理を進めているのであります。  心が動かない時間は、決して空白ではありません。 それは、次に動き出すための静かな助走であります。 目には見えずとも、感情はきちんと呼吸をしているのです。  今日は、何も感じなくてよい。 何も決めなくてよい。 心が静かなままであることもまた、大切な状態のひとつであると、私は思うのであります。 17 January Mental Wellness One Thought a Day  There are days when the heart simply does not move. Not from discouragement, nor from disappointment, but because it remains still. Such a day needs no explanation.  On days like these, we are often tempted to urge ourselves forward— to become more positive, to feel something meaningful. Yet the heart, too, has its tides. There are days of motion, and days of quiet rest, and both are perfectly natural.  There is no need to force one’s spirits upward. No need to search for words or meanin...

何もしない時間も大切(2026年1月16日)

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1月16日 メンタルウェルネス 一日一話  何もしない時間ができると、人はどこか落ち着かぬ思いを抱くものです。 手を止めている自分を、怠けているのではないかと責めてしまう。 しかし本来、動かぬ時間にも、確かな役目があるのであります。  考えをまとめる必要もなければ、答えを出す必要もない。 ただ窓の外を眺め、湯気の立つ飲み物をゆっくり味わう。 その静かな時の流れの中で、心は自然と呼吸を整え、知らぬ間に本来の位置へ戻っていくのであります。  何もしないことは、止まることではありません。 それは、疲れた心が立て直されるための、大切な準備であります。 詰め込みすぎた思考がほどけ、余分な力が静かに抜けていく時間なのです。  人は、常に前へ進もうとせずともよい。 今日は立ち止まる日であってもよい。 何も生まれぬように見える時間こそが、実は心を最も深く支えていることもあるのであります。  静かな時間を、自分自身に返してあげる。 それだけで、明日は少しやさしい気持ちで始められる。 何もしない時間を尊ぶこともまた、よりよく生きるための知恵であると、私は思うのであります。 16 January Mental Wellness One Thought a Day  When moments arise in which we do nothing at all, a sense of restlessness often follows. To remain still can feel like idleness. Yet such moments serve a purpose of great importance.  There is no need to organise one’s thoughts, nor to reach a conclusion. Simply gazing out of the window, or slowly sipping a warm drink, is enough. Within that quiet passage of time, the mind finds its breath again, and gently returns to its natural balance.  Doing nothin...

今日はここまででいい(2026年1月15日)

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1月15日 メンタルウェルネス 一日一話  やるべきことが残ったまま一日が終わると、どこか心が落ち着かぬものです。 「まだできていない」「もう少しやれたはずだ」 そんな思いが、静かな時間になると顔を出すこともありましょう。  しかし、すべてを終わらせることが、今日の役目とは限りません。 「今日はここまで」と区切ることも、また大切な判断であります。 体や心が「もう十分だ」と知らせているならば、その声に耳を傾けるほうがよい。 無理を重ねることが、必ずしも前進につながるとは限らないのです。  区切るという行為は、諦めではありません。 それは、自分を守るための選択であり、次につなぐための知恵であります。 続きは明日でもよい。 今日の自分が疲れ切ってしまえば、次の一歩は、かえって重くなるでしょう。  一日の終わりに、静かに区切りをつける。 机を離れ、明かりを落とし、深く息を吐く。 それだけで、心は少しずつ本来の落ち着きを取り戻していきます。  今日は、ここまででよい。 そう言える自分であることが、明日へ向かう確かな力になるのであります。 15 January Mental Wellness One Thought a Day  When a day ends with tasks unfinished, an uneasiness often lingers. Thoughts such as “I have not done enough” or “I could have gone further” tend to surface in moments of quiet.  Yet completing everything is not always the duty of the day. To say, “This is enough for today,” is also a sound judgement. When the body or mind signals that it has reached its limit, it is wiser to listen than to press on regardless.  Drawing a line is not an act of surrender. It is a ch...

少しずつ整えばいい(2026年1月14日)

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1月14日 メンタルウェルネス 一日一話  心を整えようとするとき、人は往々にして「早く元に戻らねばならぬ」と考えがちであります。 しかし、本当の整いというものは、一度に訪れるものではありません。 少し眠れた、少し笑えた、少し呼吸が深くなった。 そのような小さな「少し」が積み重なって、心は静かに整っていくのであります。  今日は、できなかったことがあってもよい。 昨日より前に進めなくても、決して構わない。 心というものは、階段を一段ずつ上がるように、ゆっくりと安定を取り戻していくものです。 焦って段を飛ばそうとすれば、かえって足元が揺らいでしまうこともありましょう。  整うとは、決して完璧になることではありません。 「無理をしすぎていない」と、自分で感じられる状態こそが、整いなのであります。 疲れたなら立ち止まり、落ち着いたならまた一歩進む。 その自然なリズムを取り戻すことが、何よりの回復につながるのであります。  今日は、「これくらいで十分だ」と思えるところで、あえて止まってみたい。 整いは、少しずつでよい。 その自分への許しが、明日へ向かう余白を、静かにつくってくれることでありましょう。 14 January Mental Wellness One Thought a Day  When we seek to regain balance, we often urge ourselves to return quickly to where we were. Yet true steadiness does not arrive all at once. A little better sleep, a brief smile, a deeper breath— it is the quiet accumulation of such small moments that gently restores the mind.  It is perfectly acceptable if today brings no visible progress. It is equally acceptable to remain where you are. The mind regains stability as one ascends a stai...

戻れる感覚を持つ(2026年1月13日)

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1月13日 メンタルウェルネス 一日一話  調子を崩したとき、人はとかく「早く元に戻らねばならぬ」と、心を急がせてしまうものであります。 しかしながら、心というものは、電灯のスイッチのように、瞬時に切り替えられるものではありません。 大切なのは、以前と同じ状態に完璧に戻ることではなく、「自分には、戻れる場所がある」と知っていることでありましょう。  少し疲れたなら、深く息を整える。 気持ちが乱れたなら、静かな時間をつくる。 それだけでも、心は少しずつ、本来あるべき位置へ近づいてまいります。 戻る道筋がわかっていれば、人は必要以上に迷わずにすむのであります。  戻れる感覚とは、安心の記憶であります。 心が落ち着いていた時間、穏やかさを取り戻せた瞬間、自分を立て直せたという経験が、心の奥に確かに残っている。 その記憶があるからこそ、今つまずいても、人は過度に恐れずにいられるのであります。  前とまったく同じ場所に戻る必要はありません。 多少違っていても、遠回りであっても構わない。 「また落ち着くことができる」と知っていることが、次の一歩を、静かに支えてくれるのであります。  今日は、自分が戻れる場所をひとつ、思い出してみたい。 その記憶が、今日という一日を、穏やかに整えてくれることでありましょう。 13 January Mental Wellness One Thought a Day  When our balance falters, we are often tempted to rush back to how things were. Yet the mind does not switch states at once. What truly matters is not returning perfectly, but knowing that there is a place to which one can return.  When tired, a slow, deep breath may suffice. When unsettled, a moment of quiet can be enough. With such simple acts, the mind gradually finds its way back. W...

心が静かになる合図(2026年1月12日)

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1月12日 メンタルウェルネス 一日一話  心がざわつく前には、必ずと言ってよいほど、小さな兆しが現れるものであります。 呼吸が浅くなる、肩に力が入る、考えが同じところを行き来する。 それらは不調の始まりではなく、「ここで少し立ち止まってよい」という、心からの合図ではないかと思うのであります。  忙しい日々の中におりますと、こうした合図をつい見過ごしてしまいがちです。 まだ大丈夫だと自らを励ましながら、無理を重ね、気がついたときには、心がすっかり疲れ切っている。 そうしたことも、決して少なくありません。 だからこそ、早めに気づくということが、大切になってまいります。  この合図は、人によって実にさまざまであります。 静かな音楽を聴きたくなる人もいれば、温かい飲み物に自然と手が伸びる人もいる。 それはいずれも、心が自分自身を守ろうとして発している、正直な声なのであります。  落ち着く合図に気づけるようになりますと、無理を重ねる前に、自らを整えることができるようになります。 それは、自分を厳しく管理するというよりも、自分にやさしく手を差し伸べる感覚に近いものでありましょう。  今日は、自分の中にある「合図」をひとつ、意識してみたい。 それを知っているだけで、心は少し安心し、また前へ進む力を取り戻してくれるのであります。 12 January Mental Wellness One Thought a Day  Before the mind becomes unsettled, there is always a quiet sign. The breath grows shallow, the shoulders tighten, the same thoughts circle again and again. These are not signs of failure, but gentle signals telling us it is all right to pause.  In the midst of busy days, such signs are easily overlooked. We tell ourselves we are still fine and press on, only to realise later ...

落ち着いた瞬間を覚えておく(2026年1月11日)

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1月11日 メンタルウェルネス 一日一話  気持ちが落ち着く瞬間というものは、意外なほどあっさりと訪れるものであります。 特別な出来事があるわけでもなく、ただひと息ついた、その折に、心が静かになることがあるのであります。  しかし、その感覚は長く留まってはくれません。 少し忙しくなれば音に引き寄せられ、考え事が増えれば、いつの間にか遠ざかってしまう。 だからこそ、その一瞬を「覚えておく」ことが、大切になってまいります。  どのようなときに呼吸が深くなったのか。 何をしていたとき、肩の力が抜けたのか。 静かな安心というものは、偶然の産物ではなく、思い出すことで再び立ち戻ることのできる感覚でもあります。  落ち着くということは、逃げることではありません。 整えてから、もう一度向き合うための準備であります。 揺れやすい日々の中で、自分が戻れる感覚を知っているということは、実に大きな支えとなるのです。  今日は、心が静かだった瞬間をひとつ、胸に留めておきたい。 それは、明日の自分を助けてくれる、小さくとも確かな道しるべとなるのでありましょう。 11 January Mental Wellness One Thought a Day  Moments of calm often arrive more quietly than we expect. There is no special event, only a brief pause in which the mind settles into stillness.  Yet such moments rarely last. As soon as the day grows busy, sound draws us away; as thoughts multiply, that calm slips from view. For this reason, it becomes important to remember the moment itself.  When did the breath deepen? What was I doing when the shoulders finally relaxed? This quiet sense of ease is somethin...

整った感覚を味わう(2026年1月10日)

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1月10日 メンタルウェルネス 一日一話  何かが大きく変わったわけでもないのに、 ふと「今日は、少し整っているな」と感じる瞬間があるものであります。 部屋の中が、いつもより静かに感じられたり、呼吸が自然と深くなっていたり。 そうした小さな感覚は、意識せずにおりますと、すぐに通り過ぎてしまいます。  整うということは、完璧になることではありません。 予定どおりに進まぬ日があっても、迷いが残っていても、心が一度、落ち着く場所へ戻れていれば、それで十分なのであります。 立て直せるという感覚があるだけで、人はまた前を向くことができるのです。  慌ただしい日々の中では、どうしても「次にやること」ばかりが目に入ってしまいます。 しかし今日は、いまこの瞬間の感触を、少し味わってみたい。 足が床に触れていること。 湯気の立つ飲み物の温かさ。 静かな時間が、確かに流れていること。  整った感覚とは、努力の成果というよりも、自分を雑に扱わなかった証のようなものではないでしょうか。 その感覚を覚えておくことが、また心が揺れたときの、確かな戻り道となります。 今日は、整ったまま一日を終えてよい。 そう思えること自体が、すでに大切な整いなのであります。 10 January Mental Wellness One Thought a Day  Nothing has changed in any dramatic way, and yet there are moments when one senses, “Today feels slightly in order.” The room seems quieter than usual, the breath deepens naturally. Such subtle sensations easily pass unnoticed unless we pause to attend to them.  To be in balance does not mean to be perfect. Even when plans falter or uncertainty remains, it is enough that the mind has found its way back, even briefly, t...

できたことを見る(2026年1月9日)

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1月9日 メンタルウェルネス 一日一話  一日を振り返りますと、とかく足りなかったことや、できなかったことが先に目につくものであります。 もっと進めたはずだ、あれもできたのではないか―― そうした思いが、知らぬ間に心を占めてしまうことも少なくありません。  しかし今日は、あえて「できたこと」に目を向けてみたいのであります。 朝、目を覚ますことができた。 外の空気を吸うことができた。 誰かと挨拶を交わした。 一つひとつは小さくとも、確かに今日という一日を支えてくれた事実であります。  できたことは、決して派手である必要はありません。 途中で終えたことも、思うように続かなかった努力も、そこまで歩んだという事実は、確かに残っております。 人は動いた分だけ、すでに前を向いているのであります。  人はつい、減点で自分を量ろうといたします。 けれども、加点で見直してみますと、今日という一日は、思いのほかやさしい表情を見せてくれます。 「ここまでできた」と認めることは、甘えではありません。 それは、次へ進むための大切な備えなのであります。  今日を責めるのではなく、今日を数える。 その積み重ねが、静かな自信となっていくのでありましょう。 明日へ進む力は、すでに足元に用意されているのであります。 9 January Mental Wellness One Thought a Day  When we look back on a day, it is often what was lacking or left undone that first comes to mind. Thoughts such as “I could have done more” or “That too was possible” quietly take hold of the heart.  Yet today, I choose to gather only what was done. I woke up this morning. I breathed in the outside air. I exchanged greetings with someone. Though modest, each of these moments truly supported the...

自分のペースで(2026年1月8日)

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1月8日 メンタルウェルネス 一日一話  動き始めたあとの歩みで大切なのは、速さではなく間合いであります。 少し前へ進めたからと申して、同じ調子で進み続けねばならぬわけではありません。 今日はゆっくり、今日はここまで。 そう自ら決めることもまた、立派な選択なのであります。  人の心には、前を向く日もあれば、足踏みしたくなる日もございます。 その揺れを否定することなく、「いまの自分に合っているか」と問いながら進めばよい。 無理を重ねますと、心は静かに抵抗を始めます。 しかし、余裕を残しておきますと、不思議とまた動きたくなってくるものであります。  ペースというものは、他人と比べて決めるものではありません。 体の感覚、呼吸の深さ、終えたあとの気分―― それらが、いちばん正直に教えてくれるのであります。 少し物足りないところで終える一日が、明日への力を残してくれることも少なくありません。  今日の一歩は、続けるための一歩。 急ぐ必要も、立ち止まる必要もございません。 自分の歩幅で進んでいけばよいのであります。 その穏やかなリズムこそが、心を長く支える土台となってくれるのでありましょう。 8 January Mental Wellness One Thought a Day  After beginning to move again, what matters most is not speed, but distance and timing. Even if we have made some progress, there is no obligation to maintain the same pace. To say, “Today, slowly,” or “This is enough for today,” is in itself a worthy choice.  There are days when the spirit moves forward, and days when it wishes to pause. Rather than rejecting that natural sway, it is enough to ask whether the pace suits who we are now. When we...

少しずつ動き出す(2026年1月7日)

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1月7日 メンタルウェルネス 一日一話  少しばかり体を動かしてみますと、心もそれにつられて前を向いてくるものであります。 大きな一歩である必要はございません。 椅子から立ち上がる、外の空気を吸う、短い距離を歩く―― それだけで、これまで滞っていたものが、静かに流れ始めるのであります。  何かを始めようといたしますと、人はとかく完璧を求めがちであります。 しかし本当に大切なのは、「うまくできたかどうか」ではなく、「動いたかどうか」でありましょう。 小さな動きであっても、結果を生まぬことがあっても、感覚を目覚めさせる力は、確かにそこにあります。  止まっていた時間は、決して無駄ではありませんでした。 休んだからこそ、今の一歩が軽く感じられる。 焦ることなく、比べることなく、昨日の自分よりほんの少し前へ出れば、それでよいのであります。  今日の役目は、勢いをつけることではありません。 体と心に向かって、「もう動いても大丈夫だよ」と、そっと伝えてやること。 その合図が出れば、あとは自然に流れが生まれてまいります。 静かな一歩が、次の一日を支える力となってくれるのでありましょう。 7 January Mental Wellness One Thought a Day  When we move the body just a little, the mind follows and begins to face forward. There is no need for a great stride. Standing up from a chair, breathing in the fresh air, walking a short distance— that alone allows what had been stagnant to start flowing quietly once more.  When we set out to begin something, we often demand perfection of ourselves. Yet what truly matters is not whether it was done perfectly, but whether we moved at all. Even the...

一日のリズムを取り戻す(2026年1月6日)

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1月6日 メンタルウェルネス 一日一話  朝の光が部屋に差し込みますと、体がゆっくりと目を覚ましてまいります。 特別な目標を掲げなくとも、起きて、顔を洗い、ひと呼吸する。 それだけで、一日は静かに動き始めるものなのであります。  休みの余韻がなお残るこの時期、完璧な調子を求める必要はありません。 大切なのは、速さではなく流れであります。 朝には朝の過ごし方があり、昼には昼の間がある。 それらを無理なくつないでいくことで、心と体は自然と整っていくのであります。  かつて慌ただしさに追われていた頃は、一日という時間が、ただ消費されておりました。 しかし今は、ひとつひとつの時間に触れているという実感があります。 時計に追われるのではなく、時間と並んで歩いている。 そうした感覚が、心にゆとりをもたらしてくれるのであります。  一日のリズムは、意志の力で無理につくるものではありません。 丁寧に過ごそうとする姿勢の積み重ねが、静かに形を成していくものです。 今日は、それを思い出す日。 整ったリズムは、人を前へ押し出すのではなく、そっと支えてくれる。 その支えがあるからこそ、人は無理なく歩みを続けられるのでありましょう。 6 January Mental Wellness One Thought a Day  As the morning light enters the room, the body slowly awakens. Without setting any special goals, one rises, washes one’s face, and takes a single deep breath. That alone is enough for the day to begin quietly.  At this time of year, when the calm of the holidays still lingers, there is no need to demand a perfect rhythm. What matters is not speed, but flow. Morning has its own way of being, and midday its own pace. By linking the...

いつもの時間を思い出す(2026年1月5日)

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1月5日 メンタルウェルネス 一日一話  朝、湯気の立つ飲み物を用意して、いつもの場所に腰を下ろす。 特別なことは何もしておりませんが、その一連の動作だけで、心がすっと落ち着いてくるのを感じます。 人の心というものは、案外こうした“いつも通り”の中で、静かに整っていくものなのでありましょう。  休みの間に崩れていた時間の感覚は、無理に元へ戻すものではありません。 時計に追われるのではなく、流れを感じながら過ごす。 そうした姿勢こそが、自然と心を日常へと導いてくれるのであります。  洗濯物をたたむ音、窓の外から聞こえてくる生活の気配。 それらは、これまでも変わらずそこにあったものですが、忙しさの中では気づかずに過ごしてきました。 「いつもの時間」とは、何かを成し遂げるためのものではなく、安心して立ち戻るための場所なのだと、あらためて思わされます。  何かを始める前に、まず整える。 急がず、比べず、自分の歩調を思い出す。 今日は、それだけで十分でありましょう。  いつもの時間を思い出すことで、心は少しずつ日常に馴染んでまいります。 前へ進まなくてもよい。 戻ることもまた、確かな一歩なのであります。 5 January Mental Wellness One Thought a Day  In the morning, I prepare a warm drink and sit down in my usual place. Nothing remarkable is taking place, yet that simple routine alone brings a gentle sense of calm.  The sense of time that loosened during the holidays need not be forced back into place. By neither clinging to the clock nor ignoring the flow of the day, the mind begins to settle of its own accord.  The sound of folding laundry, the quiet signs of life drifting in from outside t...

少し外へ出る一日(2026年1月4日)

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1月4日 メンタルウェルネス 一日一話  家の扉を開けて外へ出ますと、冷たい空気がすっと身に触れ、思わず背筋が伸びるのであります。 まだ完全に日常へ戻ったという気分ではございませんが、かといって家の中に留まり続けるのとも、どこか違う。 今日は、そうした中間の一日なのかもしれません。  遠くまで出かける必要はありません。 近所を一周するだけで、十分でありましょう。 冬の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みますと、頭の中に溜まっていた思いが、少しずつ外へ流れていくのを感じます。  歩く速さも、行き先も、決めなくてよい。 ただ足を運び、風の冷たさや自分の足音に意識を向けるだけで、心と体が静かに同じ方向を向き始めるのであります。  家にこもっていた時間も、今日こうして外へ出た一歩も、どちらも欠かせぬ時間でありました。 比べる必要も、急ぐ理由も、そこにはありません。  今日は、「しっかり動く日」ではなく、「外の世界と再び向き合う日」。 ほんの少し外へ出ただけで、心の中の景色は思いのほか広がってまいります。 その感覚を大切にしながら、日常への扉を、そっと開いていけばよいのでありましょう。 4 January Mental Wellness One Thought a Day  Stepping outside and closing the door behind me, the cold air gently straightens my back. I am not yet fully ready to return to ordinary days, yet remaining indoors no longer feels quite right. Perhaps today belongs to that quiet space in between.  There is no need to go far. A simple walk around the neighbourhood is enough. Breathing in the clear winter air, thoughts that had gathered in my mind begin, little by little, to drift away.  There ...

少し整える一日(2025年1月3日)

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1月3日 メンタルウェルネス 一日一話  三が日も三日目ともなりますと、空気の中に、わずかに日常の気配が戻り始めます。 まだ本格的に動き出すには早うございますが、心のどこかで「そろそろでよいのではないか」という声が、静かに聞こえてまいります。 そうした内なる感覚に気づくこと自体が、すでに整いの始まりであります。  今日は、大きなことを始める必要はございません。 ただ、身の回りを少しだけ整えてみる。 脱いだままの上着を掛け直す。 机の上を軽く拭く。 そうした小さな手入れが、思いのほか心を落ち着かせてくれるものであります。  整えるという行いは、前へ進むための準備であると同時に、これまでの自分を労わる姿勢でもあります。 散らかった空間を責めるのではなく、「ここまで、よう休んだな」と静かに声をかけるように、手を動かしてみる。 その心持ちが、自然と呼吸を整えてくれるのであります。  完璧である必要はありません。 途中でやめても差し支えない。 ほんの少し整った景色を眺めるだけで、心の中にも余白が戻ってまいります。  新しい一年は、勢いで始まるものではありません。 整った呼吸のもと、静かに歩み出すものなのであります。 今日の小さな整えは、明日へ向かうやさしい合図。 無理なく、自分の速度で、日常へと戻っていけばよいのでありましょう。 3 January Mental Wellness One Thought a Day — A Day for Gentle Tidying —  As the third day of the New Year arrives, a subtle trace of ordinary life begins to return to the air. It is still too early to move in earnest, yet somewhere within, a quiet voice whispers, “Soon.” To notice that voice is already the beginning of balance.  There is no need today to embark upon anything grand. Simply attend, gently, to what lies ...

動かなくていい日(2025年1月2日)

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1月2日 メンタルウェルネス 一日一話  年が明けて二日目を迎えますと、元日の特別な張りつめた気配は次第に薄れ、世の中はなお静かさを保ったままであります。 何かを始めねばならぬという思いが、心のどこかに芽生えつつも、身体のほうは、もう少し休ませてほしいと語りかけてくる。 そうした声に耳を傾けることも、また大切な心がけであります。  今日は、無理に前へ進まなくてもよい日でありましょう。 予定を詰め込み、意味あることを成そうとせずとも、昨日から続く穏やかな流れの中に、静かに身を置くだけでよいのであります。  窓から差し込む光を、ただ眺める。 朝の支度を、いつもよりゆっくりと整える。 そうした何気ない動きの一つひとつが、知らぬ間に溜まっていた疲れを、静かにほどいてくれます。 一見すると「何もしていない」ような時間も、実は心と体を立て直すための、大切な工程なのであります。  新しい一年を、長く、健やかに歩むためには、最初に立ち止まる勇気が要ります。 走り出す前に呼吸を整え、自分の内なる声に耳を澄ますこと。 それが、後の歩みを確かなものにするのであります。  今日という一日は、助走の時間。 焦らず、比べず、ただ今の自分を休ませる。 その姿勢こそが、明日へと向かう力を、自然に育ててくれるのでありましょう。 2 January Mental Wellness One Thought a Day — A Day When There Is No Need to Move —  On the second day of the new year, the sense of ceremony has gently faded. Yet the world remains quiet, and time itself seems to linger in a softened rhythm. While the mind begins to stir with thoughts of action, the body still asks for rest—and it is wise to listen.  Today need not be a day of forward motion. There is no obligation to fill the hou...

静かに始まる一年(2026年1月1日)

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1月1日 メンタルウェルネス 一日一話  新しい年の朝というものは、何かを誓い立てるよりも、まず深く息を吸い、静かに心を整えることから始めたいものであります。 外の空気は澄みわたり、音も少なく、世の中全体が、少し歩みをゆるめているように感じられます。 昨日までの続きでありながら、この日には不思議な余白があり、人の心を静かに受け止めてくれるのであります。  一年の計画を、無理に立てる必要はありません。 目標を言葉にして、己を縛ることも要らぬことでしょう。 ただ、今ここに立ち、こうして新しい朝を迎えている自分を、静かに確かめる。 それだけで、年の始まりとしては、十分に意味があるのであります。  温かい飲み物を手にいたしますと、身体の内側から、ゆっくりと目が覚めてまいります。 「また一日が始まった」 その事実が、何よりも尊く、やさしく胸に届くのであります。  新しい年というものは、勢いよく駆け出すものではありません。 一歩一歩、足の裏で地面を確かめながら、静かに歩き始めるものであります。 焦らず、比べず、昨日の自分と争うこともなく、ただ今日を誠実に生きる。  今日という一日は、未来へ急ぐための場所ではなく、今を味わうための場であります。 この穏やかな始まりこそが、やがて一年を支える、確かな土台となっていくのでありましょう。 1 January Mental Wellness One Thought a Day — A Quiet Beginning to the Year —  On the morning of a new year, one need not begin with grand resolutions. Rather, it is enough to pause, draw a deep breath, and quietly settle the mind. The air feels clear, the world hushed, as though time itself has chosen to move more gently. Though it is a continuation of yesterday, this day holds a rare and generous stillness.  There is ...